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カボスレター(プロトタイプ版)Work

消費者/生産者間のコミュニケーションを促すメディア

東京藝術大学 芸術学部 デザイン科 松下研究室と、大分県 芸術文化スポーツ局 芸術文化振興課の共同研究事業として行ったカボスプロモーション施策「カボスレター」(プロトタイプ版)の企画・編集・執筆を担当しました。

大分県の特産品として知られるカボスを、アート/デザインの切り口で全国にプロモーションするというミッションに対して、カボスにまつわる歴史や豆知識、カボスを活用したレシピ、県内の地域情報などのさまざまなコンテンツをイラストとテキストで表現したポストカード集を制作。
これらは実際のカボス1個とセットにした商品として販売され、消費者は同封されたポストカードを用いて、大分県のカボス生産者にメッセージを送ることで、さらにカボスを手に入れることができます。カボスを一方的に全国の消費者にプロモートするのではなく、消費者と生産者の間で継続的なコミュニケーションを促し、生産者のモチベーション向上にも寄与するメディアのあり方を提案しました。

県民を巻き込んだコンテンツづくり

ポストカードの制作にあたっては、大分県内の生産者への取材や料理研究家へのレシピ提供依頼などを行うとともに、一般公開のワークショップなども開催し、カボスに対する県民の認識を調査するとともに、県民を巻き込んだアートワーク制作など、コンテンツづくりのプロセスにも関わってもらうことを心がけました。